Rhino
5の機能
- 概要
- モデリング
- 編集
- インターフェイス
- 表示
- レンダリング
- 図面作成 & 印刷
- デジタルFab
- メッシュツール
- 3Dキャプチャ
- 解析
- 大きなプロジェクト
- 互換性
- 開発者用ツール
- 管理
- 5の最初のリリース後は
- カタログ
概要
Rhinoは、 NURBS*曲線やサーフェス、そして ソリッド、点群、ポリゴンメッシュの作成、編集、解析、ドキュメント、レンダリング、アニメート、変換ができます。ハードウェアの条件が許す限り、複雑さ、次数、サイズに制限はありません。
主な搭載機能には次が含まれます:
- 自由自在性 値段が20から50倍もする製品のみに搭載されているようなフリーフォーム3Dモデリングツール。心に描くどのような形でも自由自在にモデリングできます。
- 飛行機からジュエリーまで、あらゆるもののデザイン、プロトタイプ、エンジニア、解析、そして製造に求められる精度。
- 他にお使いのすべてのデザイン、製図、CAM、エンジニアリング、解析、レンダリング、アニメーション、そしてイラストレーションソフトウェアとの互換性。
- メッシュと複雑なIGESファイルの読み込みと修復。
- 使いやすさ 習得と使用が簡単なので、ソフトウェアを時間をかけて学ぶことなくデザインとビジュアライゼーションに集中することができます。
- どこにでもあるようなラップトップコンピュータで使った場合も高速です。特別なハードウェアは必要ありません。
- 多くの特殊なモデリング製品のための開発プラットフォーム(Windows版のみ)。
- 低コスト 特別なハードウェアは必要ありません。習得に時間がかかりません。手頃な購入価格です。メンテナンス(保守)料は必要ありません。
Mac版Rhino 5
世界で最も多目的に使える3DモデラーがOS Xで使えるようになりました。
詳細...
Rhino 5の新機能、機能向上
Rhino 5の開発は、1つの最優先の目標を目指して開始されました。それは、ワークフローの障壁を取り除くことでした。それは、Rhinoをより高速に、また、より大きなモデルやプロジェクトチームを扱えるようにすることと、数多くのいろいろな規模の機能改善、向上を図ることを意味していました。
Rhino 5の開発には、40,000人以上のプレリリースユーザーの方達が協力してくださいました。この方達のおかげで、Rhino 5のフィールドテストを行うことができ、またRhino 5を今までで一番安定したバージョンにすることができました。心からのお礼を申し上げます。
モデル作成
点: 点、点群、点グリッド、オブジェクトから抽出、点の配置(交差、等分点、端点、一番近い点、焦点)。
曲線: 線、ポリライン、メッシュ上のポリライン、自由曲線、円、円弧、だ円、長方形、多角形、ヘリックス、スパイラル、円柱曲線、TrueTypeテキスト、点補間、制御点(頂点)、スケッチ。
他のオブジェクトからの曲線: 通過点指定、ポリラインを通って、延長、曲線を続行、フィレット、面取り、オフセット、ブレンド、円弧ブレンド、2つのビューから、トゥイーン、断面輪郭、交差、NURBSサーフェスまたはメッシュ上の外形線、NURBSサーフェスまたはメッシュ上の断面、境界線、シルエット、アイソカーブの抽出、曲率カーブ作成、投影、プル曲線、スケッチ、ワイヤフレーム、トリムの分離、寸法やテキストを使用した2D図面、可展サーフェスの展開。
サーフェス: 3または4点から、3または4つの曲線から、平面曲線から、曲線のネットワークから、長方形、形式編集平面、押し出し、リボン、ルール、接線連続ロフト、可展、同じ位置のエッジスイープ(パスに沿って)、エッジの連続性を保った2レール曲線に沿ったスイープ、回転、レール回転、トゥイーン、ブレンド、パッチ、ドレープ、点グリッド、イメージの色値から 、フィレット、面取り、オフセット、指定点通過平面TrueTypeおよびUnicode(2バイト)テキスト。
ソリッド: 直方体、球、円柱、チューブ、パイプ、円錐体、円錐台、角錐(ピラミッド)、角錐台、だ円球、トーラス、平面曲線の押し出し、サーフェスの押し出し、平面状の穴のキャップ、サーフェスの結合、領域、非多様体マージ、TrueTypeテキスト。
メッシュ: NURBSサーフェスから、閉じたポリラインから、メッシュ面、平面、直方体、円柱、円錐体、球。
Rhino 5では、既存のツールに数多くの改良が行われた他、いくつかの新しいコマンド、そして 新しい軽量押し出しオブジェクトが搭載されています。
編集
一般ツール: 削除、同一の削除、結合、マージ、トリム、トリム解除、分割、分解、延長、ふぃれっと、面取り、オブジェクトのプロパティ、ヒストリ。
変換ツール: カット、コピー、ペースト、移動、回転、ミラー、スケール、ストレッチ、整列、配列、ツイスト、ベンド、テーパ、シア、オフセット、配置、曲線に沿ったフロー、プル、投影、ボックス編集、スマッシュ、スクイッシュ。
点と曲線: 制御点、編集点、ハンドルバー、スムーズ、フェア、次数の変更、ノットの追加/削除、キンクの追加、リビルド、再フィット、マッチング、単純化、ウェイトの変更、周期化、端の膨らみの調整、シームの調整、エッジに方向指定、円弧に変換、ポリラインまたは線セグメント。
サーフェス: 制御点、ハンドルバー、次数の変更、ノットの追加/削除、マッチング、延長、マージ、結合、トリム解除、アイソカーブでサーフェスを分解、リビルド、縮小、周期化、ブール演算(和、差、積)、可展サーフェスの展開、サーフェス上の曲線に沿った配列。
ソリッド: エッジのフィレット、サーフェスの抽出、シェル、ブール演算(和、差、積)。
メッシュ: 分解、結合、ウェルド、法線方向の統一。サーフェスに適用、ポリゴンの削減。
Rhino 5での複雑なモデルの編集は、時間がかからず、簡単です。
インターフェイス
ユーザーインターフェイス: 座標計測、フローティング/ドッキング可能コマンド領域、最も最近に使用したコマンドポップアップ、クリックできるコマンドオプション、コマンドラインのオートコンプリート、カスタマイズできるポップアップコマンド、ポップアップレイヤマネージャ、ビューの同期化(シンクロ)、カメラベースのビュー操作、、画像のパースペクティブマッチ、中マウスボタンの設定、カスタマイズ可能なアイコンとユーザーワークスペース、カスタマイズ可能なポップアップツールバー、透明なツールバー、状況依存の右クリックメニュー、マルチモニタサポート、AltキーコピーとアンチエイリアシングのあるOpenGLハードウェアのサポート。
モデリング補助: 無制限の元に戻す、やり直し機能、複数回の元に戻す、やり直し機能、精密な数値入力、フィートとインチおよび分数を含む単位、.x, .y, .z点フィルタ、タグが表示されるオブジェクトスナップ、、グリッドスナップ、直交、平面モード、名前の付いた作業平面、次の/1つ前の作業平面、作業平面を曲線上に配置、レイヤ、レイヤフィルタリング、グループ、背景ビットマップ、オブジェクトの表示/非表示、選択オブジェクトの選択、レイヤで選択、一番手前を選択、色、オブジェクトタイプ、最後のオブジェクト、直前の選択セット、非表示オブジェクトの入れ替え、オブジェクトのロック/ロック解除、選択オブジェクトのロック解除、制御および編集点のオン/オフ、選択オブジェクトの点表示オフ。
Mac版Rhino 5のインターフェイスは、OS Xのユーザーインターフェイスの操作性に基づいています。 動画を見る...
Rhino 5には、新しい多くの編集、オブジェクト作成ツールが含まれます。
表示
表示機能には、非常に高速な3Dグラフィック、制限のないビューポート、シェーディング作業ビュー、パース作業ビュー、名前の付いたビュー、フローティングビュー、フルスクリーン表示、3Dステレオビューモード、モデルをフルサイズで表示する1対1スケールが含まれます。
Rhino 5には次が含まれます。
- 素早いビューポート表示の設定
- 作業表示モード
- プレゼンテーションとレンダリング表示モード。
- 表示モードのプラグインのサポートの強化(Windows版のみ)。
その他、表示順序のサポート、2点パース、そしてクリッピング平面を含む多くの他の機能が搭載されています。
レンダリング
ほとんどのデザインプロジェクトでは、高品質のプレゼンテーションが欠かせません。
含まれる機能: Rhinoレンダー、レイトレースレンダー(テクスチャ、バンプ、ハイライト、透明度、ホットスポットのあるスポット光源、角度と方向コントロール、点光源、指向性光源、矩形光源、線光源、シャドウ、カスタマイズ可能な解像度)、リアルタイムレンダリングプレビュー、選択オブジェクトのリアルタイムレンダリングプレビュー、ターンテーブル、レンダラーによって多くよく使われるファイル形式へのエクスポート、レンダリングプラグインサポート((Windows版のみ)、ファイルに保存される設定。
Rhino 5の機能向上には次が含まれます。
- Rhinoレンダラ
- マテリアル、テクスチャ、環境
- テクスチャマッピング(動画を見る...)
- ビュー(カメラ)
- 照明
- メッシュ編集(Windows版のみ)
- ポストレンダリングエフェクト((Windows版のみ)
- アニメーション(Windows版のみ)
図面作成
物理的なプロダクトデザインでは、技術説明図や2D図面が、デザイン、開発、そしてファブリケーションの案や仕様、指示などを簡潔に伝えるために用いられます。Rhino 5の開発目標の1つは、世界各地で使われている様々な分野のすべての表記方法やスタイルを使って、2D図面や説明図を簡単に作成できることでした。
注釈オブジェクトには次が含まれます: 矢印、ドット、寸法(水平、垂直、平行、回転、半径、直径、角度)、テキストブロック、引出線、隠れ線処理、テキストのUnicode(2バイト)のサポート、寸法、注記。 パースビューの寸法もサポートしています。
Rhino 5 には次が含まれます:
- 注釈スタイルのロバストなコントロール
- 寸法のヒストリサポート
- テキストや引出線のデータフィールド
- 面積および曲線長さ寸法
- 雲マーク
- アイソメトリックビュー
- 表示順序
- ページレイアウトコントロール(Windows版のみ)
- 印刷キャリブレーション
- 高解像度のビューポートキャプチャ
デジタルファブリケーションと3D印刷
Rhinoの開発プロジェクトは、マリンデザイナーに、造船所でのデジタル制御の製造(ファブリケーション)機器を操作するのに使用できる可能性があるコンピュータモデルを作成するツールを提供する目的で、約20年前に開始しました。
私共は、デザインは作成されて使う人の手に渡されて初めて役に立つという事実に焦点を置いて、開発を進めています。現在は、デジタルファブリケーションや3印刷のテクノロジのコストが急に下がってきており、より多くのデザイナーが、3Dデジタルファブリケーション機器に直接アクセスすることができるようになりました。
私共は、ファブリケーション、製造、または製作プロセスのすべてのプロではありません。しかし、Rhinoのモデルがこれらのプロセスのために十分正確であること、またデザインのすべてのプロセスで使用できることにすることが現実になることを確実にすることに焦点を置いています。
メッシュツール
信頼性の高いメッシュのインポート、エクスポート、作成、そして編集ツールは、デザインのすべての段階で必須です。
- デジタイズやスキャンからキャプチャされた3DデータをメッシュモデルとしてRhinoに取り込みます。
- SketchUpやModoなど、多くのアプリケーションとメッシュデータをやり取りします。
- 分析やレンダリングのためにメッシュをエクスポートできます。
- プロトタイプ作成、ファブリケーションのためにメッシュをエクスポートできます。
- 表示やレンダリングのためにNURBSをメッシュに変換します。
3Dトポグラフィーや大きな都市などの地形の表現や表示を正確に行えるように、新しい、または機能強化されたメッシュツールの搭載、そして倍精度のメッシュのサポートが行われています。
3Dキャプチャ
既存の3Dデータをキャプチャすることは、デザインプロジェクトの最初のステップになることが多いです。Rhinoは、3Dデジタイジングハードウェアやスキャンされた3D点群データを常に直接サポートしてきました。Rhino V5は、次のサポートを行うようになりました:
- 大きな点群 3Dスキャナがより高速になって価格が下がり、サイズの大きいスキャンファイルが一般的になってきました。Rhinoの64ビットのサポートとグラフィック・コプロセッサの強化されたサポートが、大きな点群での作業を可能にします。
- LIDARは、建築、考古学、地質学、土地の使用計画、測量、輸送/交通、そして風力発電地帯、太陽発電地帯、移動通信用鉄塔の配置の最適化などのための3D地形データをキャプチャします。Windows版Rhino 5は、これらの新しいRhinoのユーザーの方に特別なツールを提要する RhinoTerrainなどのプラグインの強力なサポートを追加しました。
3Dデジタイジングのサポート: MicroScribe, FaroArm、 Romer/Cimcore. (Windows版のみ)
解析
デザインに実現化には、デザイン、プレゼンテーション、分析、ファブリケーションの各段階で、高品質の3Dが必要です。Rhino 5には、お客様のプロセス全体で使用される3Dモデルが、可能な限り高品質であることを確かにする、新しいツールと機能改良が搭載されています。
解析: 点、長さ、距離、角度、半径、バウンディングボックス、法線方向、面積、面積重心、面積モーメント、体積、体積重心、体積モーメント、流体静力学情報 、サーフェス曲率、幾何学連続性、偏差、一番近い点 、曲線およびサーフェス上の曲率グラフ、オープンエッジ、作業サーフェス解析ビューポートモード(ドラフト角度、ゼブラ縞、サーフェス色ブレンドを用いた環境マップ、エッジを表示、オープンエッジを表示、ガウス曲率平均曲率、曲率の最小または最大半径)。
大きなプロジェクト
大きなプロジェクトやチームのファイルの管理ツールには次が含まれます: 注記、テンプレート、ファイルの統合、選択オブジェクトのエクスポート、簡易保存、連番を付けて保存、ビットマップファイルのプレビュー、Rhinoのファイルのプレビュー、原点を設定してエクスポート、ワークセッション(Windows版のみ)、ブロック、メッシュとプレビューイメージのファイルの圧縮、メールでのファイル送信。
Rhino 5では、多くの人数で非常に大きなプロジェクトを管理、組織化でできるために、そして非常に大きなファイルで作業ができるように、25以上の新しいコマンドの追加と、メジャーな機能強化が行われています。
- 64ビットのRhinoで、メモリ不足になることなく非常に大きなファイルを扱えるようになりました。
- 新しい軽量押し出しオブジェクトで、メモリを大幅に節約でき、表示を高速化できるようになりました。
- 倍精度のメッシュで、3Dトポグラフィーや大きな都市などの地形が正確に表現、表示できるようになりました。
- より高速なグラフィックカードの利用による、より速い表示が可能になりました。
- レイヤ、 ブロック、ワークセッション(Windows版のみ) の管理のメジャーな機能強化が行われました。
互換性
Rhinoは、数多くの異なるCAD、CAM、CAE、レンダリング、およびアニメーション製品と互換性があります。
Rhino 5には、9の新しいインポート/エクスポートファイル形式、50以上の新しい互換性強化、そして150以上のマイナーなバグの修正を行いました。また、更新されたopenNURBSライブラリにより、Rhinoのネイティブの3DMファイルを他の多くのアプリケーションを使用して読み書きすることができるようになりました。
開発ツール(Windows版のみ)
- 幅の広いさまざまな分野に渡る専門的なモデリング、レンダリング、解析、そしてファブリケーションツールのための世界で一番信頼性の高い開発プラットフォーム。
- より利用しやすい開発用ツール: Grasshopper、rhino.Python、RhinoScriptエディタ、プラグインのZooライセンスマネージャ、そしてRhinoインストーラエンジンがキーとなる構成要素です。
- Rhino V4プラグインとの互換性。32ビットのRhino V4のプラグインは、変更、リコンパイルなしに32ビットのRhino 5で使用できるはずです。
- rhino.Python、RhinoCommon、iOSの3DMビューアーを含むより多くのRhino開発ツールの オープンソース。
- テクニカル、マーケティングサポート、トレーニングを含む、無償の開発者用ツール。有効なRhinoのライセンスがある方ならすべての開発ツールをご利用頂けます。特別なプログラムの登録、コントラクト、ライセンス契約、または承認は必要ありません。
- ローカリゼーションおよび翻訳サービスがご利用できます。(バルセロナオフィス。) 詳細...
プラグイン: Rhino SDKはRhinoの構成の大部分が分かるようになっているので、サードパーティ開発者はパワフルなプラグインやアドオンの作成が可能です。プログラマーのソースコードを含んだI/OツールキットがopenNURBSウェブサイトで入手できます。
スクリプト: VBScriptサポートはRhinoの構成の大部分が分かるようになっているので、開発者はパワフルなスクリプト作成が可能です。
RhinoScript ActiveXオブジェクトはVisual Basic、Microsoft Word VBA、およびExcel VBAを含む多くの異なるプログラミング言語からアクセス可能です。
RhinoはRhinoScript ActiveXオブジェクトを使ってアプリケーションのバックグラウンドで実行可能です。
管理
- 管理者の方は Zooライセンスマネージャを使用すると、ワークグループや会社のネットワークを通じてライセンスを共有できます。
- 規模の大きいインストールでの簡単なライセンスデプロイメントツール
- 現在のバグ修正サービスリリースの自動通知とダウンロード
Rhino 5の最初のリリース後は
開発の各段階で、できるだけの情報をお伝えします。情報は隠さず、すべてお伝えするようにしています。Rhinoの現在のバージョンのユーザーの方には、すべての開発をオープンにします。
優先順序、機能の開発、改善、そしてシステム、プロセス、関連ソフトに特殊な問題の解決は、ユーザーの方のフィードバックに基づいています。現在のバージョンのユーザーの方は、新バージョンの開発中、WIP、ベータ、リリース候補をダウンロードして頂いて、ぜひフィードバックをお寄せください。
Rhino 5ユーザーの方は、 サービスリリース (バグ修正)、ラボプロジェクト(初期プロトタイププロジェクト)、Mac用の OS X版 そして、Rhino 6の開発にご協力お願いします。開発に関わって頂くと、次のRhinoのバージョンにご希望の機能が搭載される可能性が高くなります。