互換性 - Rhino 5の新規搭載内容
概要
9つの新しいインポート/エクスポートファイル形式、50以上の新しい互換性強化、そして150以上のマイナーなバグの修正を行いました。また、更新されたopenNURBSライブラリにより、Rhinoのネイティブの3DMファイルを他の多くのアプリケーションを使用して読み書きすることができるようになりました。
新しいコマンド
- AcadSchemes - AutoCADのエクスポートスキームを作成、保存、そしてインポートします。
- Revert - 最後にファイルが保存された時から加えられた変更をすべて廃棄します。
- SendFile - 現在のファイルを添付した新規メールメッセージを開きます。
改良されたコマンド
- AutoSave - AutoSaveフォルダがそれぞれのユーザーのローミング(Roaming)アプリケーションデータフォルダになりました。
- Save、SaveAS、Export - エクスポートオプションのあるファイル形式のダイアログボックスにオプションボタンを追加しました。
- Import、Insert、Open - インポートオプションのあるファイル形式のダイアログボックスにオプションボタンを追加しました。
- IncrementalSave - 簡易保存がデフォルトになりました。
- Insert - 新しい参照/アクティブレイヤスタイルオプションがRhinoのリンクされたブロックのレイヤ名を管理する方法をコントロールするようになりました。
- Open -
- ロックされたファイルを開く際、キャンセルすることができるようになりました。
- 新しいダイアログがVistaとWindows 7で使用されます。
- Purge - 空のグループと使用されていない線種、寸法スタイル、マテリアルを削除するようになりました。
- SetWorkingDirectory - 新しいフォルダを作成できます。
新しいファイル形式 - Save、SaveAs、Export
- COLLADA - .dae(digital asset exchange)ファイルです。(Windows版のみ)
- EMF - Microsoft Enhanced Metafile Formatファイルです。(Windows版のみ)
- GTS - GNU Triangulated Surfaceファイルです。
- KMZ - Google EarthのKMZファイルです。KMZは古いKML形式を置き換えます。(Windows版のみ)
- PDF - Portable Document Formatファイルです。
- SKPエクスポート - SketchUpファイルです。
- X3DV - Web3D ConsortiumのX3Dファイルです。(Windows版のみ)
- XAML - SilverLightのExtensible Application Markup Languageファイルの3Dメッシュ。(Windows版のみ)
改良されたファイル形式
- 3DM インポート -
- Rhinoのバックアップファイル(.3dm.bakと.3dmbak)を直接開けるようになりました。
- 3DMファイルに読み込めるジオメトリがない場合、開く操作はキャンセルされ、エラーメッセージがコマンドラインに表示されます。
- 3DM 保存 -
- バックアップファイルの拡張子が.3dm.bakから.3dmbakになりました。
- デフォルトではバックアップファイルが保存されます。
- ディスクがいっぱいの場合に警告が表示され、ファイルは保存されなくなりました。
- 4GBより大きなファイルがサポートされるようになりました。
- 倍精度のメッシュがサポートされるようになりました。
- 押し出しオブジェクトがサポートされるようになりました。
- 終了の際、操作がビューの変更、ビューポートの移動またはサイズ変更のみだった場合、保存のプロンプトが表示されなくなりました。
- テクスチャを保存オプションが保存時に表示されるようになりました。
- 3DSインポート -
- インポートに新しいオプションボタンが追加されました。
- マスクイメージが拡散アルファチャンネルから作成されるようになり、3DSファイルと同じフォルダに保存されます。
- 複雑な変形のサポートが強化されました。
- DWG/DXFインポート -
- AutoCAD バージョン2012ファイルとそれ以前のバージョンを開く、インポート、インサート、参照、アタッチすることができます。
- AutoCADのペーパー空間エンティティをRhinoのレイアウトオブジェクトとしてサポートします。
- AutoCADの寸法スタイルのサポートを強化しました。
- 3Dポリラインのサポートを強化しました。
- インポート時に幅のあるポリラインをサーフェスに変換するオプションを追加しました。
- インポート時にAutoCADのブロック属性がRhinoのユーザーテキストとしてサポートされます。
- 倍精度のメッシュがサポートされるようになりました。
- 新しいネスとされたレイヤオプションを追加しました。
- 画像は、Rhinoのピクチャーフレームオブジェクトとしてインポートされます。
- インポート時にレイヤ0AutoCADのブロック定義が親の設定に設定されるようになりました。
- AutoCADのソリッド(ACISデータ)のサポートを強化しました。
- レイヤ、線種、寸法スタイル名にUnicode文字列が使われるようになりました。
- Vectorworks DXFファイルで、閉じたポリラインとしてフラッグが付いたオブジェクトに(ない場合)閉じたセグメントが追加されるようになりました。
- インサートの際、単位が現在のファイル単位にデフォルトとしてなるようになりました。
- DWG/DXFエクスポート -
- AutoCADのソリッド(ACISデータ)のサポートを強化しました。
- ネスとされたレイヤの名前のサポートが追加されました。
- 倍精度のメッシュがサポートされるようになりました。
- RGBとAutoCADインデックスでの色がサポートされるようになりました。
- Pictureframeをサポートします。
- レイアウトオブジェクトがペーパー空間エンティティとして保存されます。
- FBX エクスポート -
- NURBS曲線、サーフェス、トリムされたサーフェスのサポートを追加しました。
- V6とV7のサポートを追加しました。
- マテリアルのサポートが向上しました。
- IGES エクスポート - オプションボタンを使って、ダイアログを表示してオプションを設定できるようになりました。
- KML エクスポート - バージョン2.1にエクスポートします。
- LWO エクスポート - バージョン5とそれ以前のバージョン(最大65,535点)とバージョン6とそれ以降のバージョン(65,536以上)の両方をサポートするようになりました。
- LWOインポート - 新しいオプションボタンを使って、ダイアログを表示してオプションを設定できるようになりました。
- OBJインポート/エクスポート -
- RhinoのZをOBJのYにリマップするオプションを追加しました。
- 頂点色のインポートのサポートを追加しました。
- インポートの際に自動修正が試みられるようになりました。
- ウェルド/ウェルド解除のエクスポートオプションを追加しました。
- PLYインポート - インポート時にNgonがサポートされるようになりました。
- Pointsインポート - Leica Cyclone .ptsファイルをインポートします。
- SLCエクスポート - エクスポート前に、メッシュ法線を統一します。
- SKPインポート -
- V8ファイルと埋め込みテクスチャををインポートします。
- ウェルドオプションを追加しました。
- SOLIDWORKSインポート - 画像プレビューをサポートします。(Windows版のみ)
- OBJインポート/エクスポート -
- インポート時に状況メッセージを進行します。
- NXによるSTEPファイルのサポートを強化しました。
- 2Dパラメータ空間トリム曲線をエクスポートするオプションを追加しました。
- Rhinoのオブジェクトの色が黒の場合、オブジェクトの色なしをエクスポートするオプションを追加しました。
- エクスポート時にサーフェスが縮まなくなりました。
- STLインポート-
- インポート時にウェルドと分割オプションが使用できるようになりました。
- インポート時に単位が設定/表示できます。
- VRMLエクスポート - テクスチャがデカールテクスチャとして保存できます。
サードパーティI/Oサポート
- 数多くのサードパーティインポート/エクスポートプラグインがその他の形式をサポートします。(Windows版のみ)
- openNURBSディベロッパツールキットがRhino 5(そしてそれ以前のバージョン)のネイティブの3DMファイルをサポートするようになりました。他の2Dおよび3D CAD/CAM/CAEとグラフィックアプリケーションがRhinoの3DMファイルを直接Rhinoなしで読み書きできるようになりました。これらのディベロッパツールは、ソフトウェアの開発者の方には無償で提供されています。