建築、エンジニアリング、船舶の分野では、日々の業務が本質的に大規模なプロジェクトで成り立っています。これらを分割し、分担し、整理することが、確かな成果を上げる鍵です。Rhino 9は既存のツールをさらに発展させ、管理、共有、共同作業をより賢く行うためのソリューションを提供します。続きをご覧ください…
ブロック編集
ブロックを使えば、大規模で繰り返しの多いアセンブリも扱いやすくなります。そして今、その編集もより簡単になりました。 新しくなったブロック編集 (
BlockEdit
コマンド) のワークフローでは、複雑なアセンブリの中にある入れ子のサブブロックにアクセスして、その場で編集できます。編集後は、同じように簡単に元の階層へ戻れるため、プロジェクト全体で共有しているコンポーネントの一貫性を保てます。
マークアップ
建築家やデザイナーにとって、マークアップ (
Markup
コマンド) はモデル上で直接デザインチームとコミュニケーションを取れる簡単な方法です。 3Dモデルへのフィードバックでも、2D図面への赤入れでも、マークアップは共同作業に非常に役立つツールです。
ワークセッションの改善
プラットフォームをまたいだ共同作業が簡単に行えます。 Rhino 9では、Macで初めてワークセッションが使えるようになりました。 ドッキングできるパネルにより、複数のファイルにまたがるプロジェクトを整理された状態で、すぐに利用できます。 複数のファイルを一度にアタッチ し、ファイルのロックをリアルタイムで管理し、パネル上でチームの編集を調整できます。
レイアウトグループ: 図面を整理
複雑な図面セットを正確に整理できます。 レイアウトグループを使用すると、ステータス(進捗状況)、分野、場所、その他の任意の条件に基づいてシートを自動的にグループ化できるため、煩雑な命名規則に頼る必要がなくなります。数十ものレイアウトの中から目的のものを探す時間を削減し、印刷、エクスポート、共同作業を効率化できます。
Audit3DMFile: 推測せず、調べよう
3dmファイルがなぜそんなに大きいのか疑問に思ったことはありませんか?建築、船舶、製造などの大規模プロジェクトで共同作業をしていると、ファイルが手に負えないほど大きくなることがあります。そのような時、
Audit3dmFile
コマンドののインタラクティブな視覚化を用いると、ファイルの「余分なデータ」を見つけることができます。
パフォーマンスの向上
Rhino 9では、大規模なデータセットを含むファイルを扱う際の処理と応答性を高めるために、多大な労力が注がれました。大きなファイルを開く、オブジェクトを選択する、テクニカルな表示モードに切り替える、2D図面が多いビューを操作するといった場面で、改善を実感できます。
重なり: クリーンアップ
新しい
Overlap
コマンドを使うと、指定した距離内にある、重複した線や重なり合った線を検出して選択することで、雑然とした2D図面を整理できます。このコマンドは、完全な重なりと部分的な重なりの他、プロパティの異なる線も検出するため、完全に一致する重複だけでなく、似たジオメトリも検出しやすくなります。
活用例
- サイズが大きく重いファイルから、不要な、ほぼ重複したジオメトリを取り除いて、クリーンアップ
- 注釈の追加、ハッチングの追加、線種の変更をより簡単に行えるように、2D図面を整理
- 後工程の操作で、複数のジオメトリや間違ったジオメトリが選択されて、作業の流れが遅くなる問題を回避
- ツールパスの作成を改善(同じ線分を複数回たどることを防止)
- レーザーやプラズマ加工の結果を改善(余分な焼け時間、過剰な切断、不均一な切断幅(カーフ)を防止)
