LAN Zooライセンスマネージャ

LAN ZooはRhinoのライセンスをプライベートLANサーバーに保持し、ネットワーク上のRhinoユーザー間でライセンスを共有できるようにします。

LAN Zooライセンスマネージャ

LAN Zooがあなたに合っているかどうかの見分け方

Rhinoのライセンスは、LAN Zoo、Cloud Zoo、または1台のコンピュータに割り当てることができます。ほとんどの方には、Cloud Zooが最適です。 Rhinoのライセンス認証オプション のページをご覧いただくか、 最良のライセンス管理方法を選択する のページを参考に、最適な方法をお選びください。

LAN Zooは次のような用途を想定しています:

  • 同じLAN上にある複数のラボラトリー用コンピュータのライセンスを管理する。
  • Rhinoのコンピュータがインターネットに接続されていない、エアギャップネットワークで使う。
  • 個々のRhinoアカウントなしで、Rhinoを利用できるようにする。
  • ユーザー数がライセンス数より多い場合に、多数のライセンスを1か所でまとめて管理する。

次のような場合は、Cloud Zooのほうが適していると考えられます:

  • ユーザーが異なる拠点や異なる国で作業している。
  • ユーザーのコンピュータが常にインターネットに接続できる。
  • LAN、サーバー、VPNのインフラを維持管理していない。

Cloud Zooの詳細

特長

LAN Zooは、同じローカルエリアネットワーク上のユーザー間で、Rhinoおよび 対応プラグイン のライセンスを共有します。LAN Zooを使用する製品を起動すると、その製品がLAN Zooにライセンスを要求します。空きライセンスがあれば、製品が実行されます。製品を終了すると、ライセンスはLAN Zooに返却されます。

  • 無料: LAN Zooは無料でご利用いただけます。
  • 一元管理: ライセンスを各コンピュータで個別に管理する代わりに、1か所でまとめて管理できます。
  • ライセンスのチェックアウト: ノートパソコンのユーザーは、ネットワークから切断して使用できます。教育ラボラトリーライセンスのチェックアウト期間は、30日間に限られます。
  • 堅牢: ネットワーク接続やサーバーが停止しても、Rhinoは動作し続けます。
その他の特長
  • 特別なインストールは不要: 標準版のRhinoとそのプラグインが、そのままLAN Zooで動作します。
  • 特別なハードウェアやソフトウェアは不要: LAN Zooは、サポート対象のWindowsコンピュータであればどれでも動作します。必要なものはすべてインストーラに含まれています。
  • ルーティング対応: 単一セグメントのネットワークでも、コンピュータ同士がルーターで隔てられているネットワークでも動作します。
  • サービスとして実行: サーバーの再起動時に自動的に再起動します。
  • サードパーティ製プラグインに対応: プラグイン開発者は、自社製品にLAN Zooのサポートを追加できます。

LAN Zooをダウンロード

動作環境

  • サポート対象のバージョンのWindowsまたはWindows Server(すべてのWindows Updateを適用済みであること)。仮想マシンもサポートされます。
  • TCP/IP用に構成された有線または無線のネットワーク接続
  • 使用可能なTCPポート80 (詳細)

互換性

対応しているライセンスタイプ

✅ 商用版
✅ 教育ラボラトリー版
❌ 教育版
❌ 評価版

対応している製品のバージョン

✅ Rhino 9
✅ Rhino 8
✅ Rhino 7
✅ Rhino 6
✅ Windows版Rhino 5
✅ Mac版Rhino 5
✅ Bongo 2.0
✅ Brazil 2.0
✅ Flamingo nXt 3.0
✅ Flamingo nXt 5.0
✅ Penguin 2.0

はじめに

LAN Zooのセットアップ

  1. LAN Zooをホストする、ネットワーク上のWindowsコンピュータを 1台 選びます。 動作環境 を参照してください。
  2. そのコンピュータにLAN Zooを ダウンロード ダウンロードしてインストールします。
  3. Zoo Administrator を起動します。
  4. ライセンスを追加 します。

LAN Zooサーバーのアップグレード

最新バージョンのRhinoを使用するには、LAN Zooサーバーをアップグレードする必要があります。

最新のLAN Zooをダウンロード し、現在のLAN Zooと 同じサーバー にインストールしてください。

アップグレードすると、次のようになります。

  • 新しいLAN Zooが古いLAN Zooを置き換えます。
  • ライセンスは自動的に新しいLAN Zooに移行されます。
  • アップグレード中にRhinoを使用しているユーザーは影響を受けません。

LAN Zooサーバー名の確認

RhinoをLAN Zooに接続するには、サーバー名が必要です。LAN Zooサーバー上で Zoo Administrator (ZooAdmin.exe) を起動します。タイトルバーに、サーバーの完全修飾ドメイン名が表示されます。

サポート

LAN Zooへのライセンスの追加

Zoo Administrator を使用して、LAN Zooサーバーにライセンスキーを追加します。Rhinoで使用するには、各ライセンスをバリデーションする必要があります。

Rhinoのライセンスの追加

  1. Zoo Administrator (ZooAdmin.exe) を開きます。
  2. Edit → Add をクリックします。
  3. リストから Rhino 製品を選択します。
  4. Registered owner および organization を入力します。
  5. ライセンスキー を入力します。
  6. OK をクリックして、ライセンスのバリデーションを開始します。
  7. 手順に従って、ライセンスをバリデーションします。

管理者の方へ: :サーバーがファイアウォールの内側にある場合は、 api.mcneel.com へのHTTPS(TCPポート443)アクセスを許可してください。

オンラインでのライセンスのバリデーション

有効なRhinoのライセンスキーをLAN Zooに追加すると、Rhinoのライセンスバリデーションウィザードが開きます。画面の指示に従ってください。

バリデーション中にエラーが発生した場合は、 テクニカルサポート に、エラーの内容を添えてお問い合わせください。

オフラインでのライセンスのバリデーション

LAN Zooサーバーがインターネットに接続 されていない 場合は、ライセンスをオフラインでバリデーションできます。

メモ
オフラインでのバリデーションは、LAN Zooサーバーが、インターネットにもネットワークにも一切接続されていない、完全なオフライン状態である場合にのみ機能します。事前に、ネットワークケーブルを取り外し、ワイヤレスネットワークから切断してください。

オフラインでバリデーションするには

  1. ライセンスをLAN Zooに追加します。サーバーがオフラインのため、デバイスIDを含む、オフラインでの バリデーションの手順が表示 されます。
  2. Rhinoのライセンスキー、Rhinoのデバイス名、デバイスIDを書き留めます。
  3. インターネットに接続できるコンピュータへ移動します。
  4. Webブラウザで、オフラインでのバリデーションの手順に表示されているWebページを開きます。
  5. メールアドレスとRhinoのライセンスキーを入力します。
  6. 手順2で書き留めた Rhinoのデバイス名 と デバイスID を入力します。
  7. アップグレードする場合は、以前のバージョンのRhinoのライセンスキーも入力します。
  8. バリデーションコードが表示されます。印刷するか、テキストファイルに保存してください。 コードは24時間以内に使用してください。
  9. LAN Zooサーバーに戻ります。
  10. Zoo Administrator で、Rhinoのライセンスキーを追加し、 OK をクリックします。
  11. バリデーションウィザードにバリデーションコードを入力し、 次へ をクリックします。

ライセンスのバリデーションが完了しました。

以前のバージョンからのアップグレード

アップグレードライセンスをバリデーションすると、そのライセンスは、以前のバージョンのRhinoのライセンスとペアになります。以前のバージョンのライセンス1つでアップグレードできるのは、1つのライセンスだけです。例えば、Rhino 5のライセンスを4つ所有している会社がそれらをRhino 8にアップグレードする場合は、Rhino 8の各アップグレードライセンスを、それぞれ別のRhino 5のライセンスとペアにする必要があります。

Cloud Zooまたは1台のコンピュータのライセンスでアップグレードのバリデーションがどのように行われるかについては、 ライセンスのアップグレード を参照してください。

LAN Zooを使用するためのRhinoでの設定

1台のコンピュータの場合

  1. Rhinoをインストールまたは Rhinoをデプロイします 。
  2. Rhinoを起動します。
  3. ツールメニューのオプションのライセンスをクリックします。
  4. 使用するRhinoのライセンスを選択し、 ライセンスキーを変更 をクリックします。
  5. LAN Zooを使用 を選択し、 LAN Zooのサーバー名 を入力します。

学校のラボラトリーの場合

  1. LAN Zooをダウンロードしてインストール し、 Rhinoのラボラトリーライセンスキーを追加 します。
  2. 学生用のコンピュータに 管理者 としてログインします。
  3. Rhinoをダウンロード し、インストールします。
  4. デスクトップのRhinoアイコンを右クリックし、 管理者として実行 をクリックします。これにより、RhinoがLAN Zooサーバーの名前をHKEY_LOCAL_MACHINEレジストリハイブに書き込めるようになり、このコンピュータのすべてのユーザーに同じ設定が適用されます。
  5. Rhinoを実行するにはライセンスが必要です というダイアログが表示されます。(Rhinoが既にライセンスされている場合は、 ツール → オプション → ライセンス をクリックし、 ライセンスキーを変更 をクリックします。)
  6. 左下隅にある オプション をクリックし、 LAN Zooを使用 をクリックします。
    LAN Zooを使用
  7. 次のホスト名またはIPアドレスでZooのサーバーを使用 を選択します。
  8. LAN Zooサーバーのホスト名またはIPアドレスを入力します。
    Zooサーバーを設定
  9. 続行 をクリックします。
  10. Rhinoを閉じて、ログアウトします。
  11. 管理者権限のない学生としてログインします。
  12. Rhinoを起動します。
なぜRhinoを管理者として実行するのですか?
Rhinoを通常どおり起動すると、LAN Zooサーバー名は、管理者のアカウントにのみ属する HKEY_CURRENT_USER レジストリハイブに書き込まれます。管理者として実行すると、サーバー名は HKEY_LOCAL_MACHINE に書き込まれ、このコンピュータのすべてのユーザーが読み取れるようになります。学生がログインすると、Rhinoは HKEY_CURRENT_USER にサーバー名が見つからないため、代わりに HKEY_LOCAL_MACHINE を参照し、TCPポート80経由でLAN Zooサーバーに接続して、ライセンスを取得します。また、 C:\ProgramData\McNeel\Rhinoceros\6.0\License Manager\Licenses にあるローカルのライセンスファイルも確認します。この操作は、1台のコンピュータにつき1回だけ行えば済みます。

詳細に関しては、 Windows版RhinoがLAN Zooサーバーを検出する方法 および Mac版RhinoがLAN Zooサーバーを検出する方法 を参照してください。

Windowsコンピュータのすべてのユーザーの場合

  1. デスクトップのRhinoアイコンを右クリックし、 管理者として実行 をクリックします。
  2. Rhinoを実行するにはライセンスが必要です というダイアログが表示されます。(Rhinoが既にライセンスされている場合は、 ツール → オプション → ライセンス をクリックし、 ライセンスキーを変更 をクリックします。)
  3. 左下隅にある オプション をクリックし、 LAN Zooを使用 をクリックします。
  4. 次のホスト名またはIPアドレスでZooのサーバーを使用 を選択します。
  5. LAN Zooサーバーのホスト名またはIPアドレスを入力します。
  6. 続行 をクリックします。
  7. Rhinoを閉じて、ログアウトします。

単一コンピュータライセンスをLAN Zooに移行する

Windows版Rhino 6以降

  1. Rhinoを起動します。
  2. ツール メニューの オプション をクリックします。
  3. ライセンス をクリックします。
  4. Rhinoのライセンスを選択し、 ライセンスキーを変更 をクリックします。

Windows版Rhino 5

  1. Rhino 5を起動します。
  2. ツール メニューの オプション をクリックします。
  3. ライセンス をクリックします。
  4. Rhinoのライセンスを選択し、 変換 をクリックします。

Mac版Rhino

  1. Rhinoを起動します。
  2. Rhino 9 (または Rhino 8 または Rhino 7) のメニューで、 設定 をクリックします。Rhino 6以前では、 Rhinoceros メニューの 環境設定 をクリックします。
  3. ライセンス をクリックします。
  4. Rhinoのライセンスを選択し、 ライセンスキーを変更 をクリックします。

LAN Zooのライセンスを単一のコンピュータに移行する

  1. Rhinoを起動します。
  2. ツールメニューのオプションのライセンスをクリックします。
  3. ライセンスキーを変更 をクリックします。
  4. ライセンスキーを入力 をクリックします。
  5. 指示に従って、ライセンスキーを入力します。

Macでは、 Rhino 9 (または Rhino 8 または Rhino 7) のメニューで、 設定 を開き、 ライセンス をクリック、そして ライセンスキーを変更 をクリックします。

ライセンスキーを変更 が使用できない場合は、LAN Zooのライセンスファイルを手動で削除してから、ライセンスキーを入力してください。 Rhinoのライセンスを手動で削除する を参照してください。

ライセンスのチェックアウト

ユーザーは、LAN Zooからライセンスをチェックアウトして外部に持ち出し、LAN Zooに接続せずに使用できます。チェックアウトできる期間は、LAN Zooの管理者が設定します。

ライセンスをチェックアウトするには

LAN Zooサーバーで、ライセンスのチェックアウトを有効にしておく必要があります。デフォルトでは無効になっています。

  1. Zoo Administrator を開きます。
  2. Tools メニューの Options をクリックします。
  3. Enable license check out を選択します。

LAN Zooのオプション

メモ
30ユーザーのラボラトリーライセンスは、最大30日間までチェックアウトできます。

ユーザーは、Rhinoの CheckOutLicense コマンドでライセンスをチェックアウトします。チェックアウトが有効になっていない場合、Rhinoは次のメッセージを表示します: このZooサーバーでライセンスのチェックアウトは使用できません。システム管理者に問い合わせてください。

チェックアウトしたライセンスを回収するには

ライセンスがチェックアウトされているものの、使用されていない場合は、手動で回収できます。使用中のライセンスは、Rhinoを終了するまで、ユーザーのコンピュータに残ります。

  1. Zoo Administrator を開きます。
  2. 回収するライセンスを選択します。
  3. Edit メニューの Recover をクリックします。

ライセンスが使用できるようになりました。

ライセンス使用状況の監視と追跡

  1. Zoo Administrator を開きます。
  2. ツール メニューの オプション をクリックします。
  3. Enable license usage tracking を選択します。
  4. サーバーのステータスページにアクセスします: http://<zoo_server_host_name>/status

ネットワーク上のユーザーであれば誰でも、Webブラウザでステータスページを開いて、使用中のライセンスを確認できます。例えば、LAN Zooサーバーのホスト名が zooserver.mycorp.com の場合は、 http://zooserver.mycorp.com/status にアクセスします。

実行中のLAN Zooのバージョンを確認するには、 Zoo Administrator を開き、 Help → About をクリックします。

Nagios用のZooプラグイン

Nagios は、コンピュータシステム、ネットワーク、インフラストラクチャを監視するオープンソースソフトウェアです。サーバー、スイッチ、アプリケーション、サービスを監視し、問題が発生すると通知し、問題が解決すると再度通知します。

Nagios用のZooプラグイン は、LAN Zooサーバーの稼働状況と製品ごとのライセンス使用状況を確認します。ある製品のすべてのライセンスが使用中になると、警告を発します。LAN Zooサーバーが停止している場合は、重大な状態として報告します。

メモ
Nagios用のZooプラグインは、Robert McNeel & Associatesが開発したものではありません。

LAN Zooのサーバーを移動する

メモ
ライセンスキーを、あるLAN Zooサーバーから別のLAN Zooサーバーへ 移動 または コピー することはできません。元のサーバーで行った時と同じように、新しいLAN Zooサーバーにライセンスキーを追加してください。

ライセンスキーを集める

  1. ライセンスのレポートページ にアクセスします。
  2. Zooの管理者のメールアドレスでログインします。
  3. ライセンスキーをコピーして、テキストファイルに貼り付けます。
  4. Zoo Administrator を開きます。
  5. File メニューの Export をクリックします。
  6. レポートに記載されているシリアル番号と、LAN Zooからエクスポートしたシリアル番号を比較します。
すべてのライセンスキーが見つからない場合
上記の統合レポートを、 McNeelの販売部門チーム にメールでお送りください。見つからないキーを調べて、ご連絡します。

LAN Zooサーバーを移行するには

  1. 新しいWindowsコンピュータに、LAN Zooを ダウンロード してインストールします。
  2. すべてのユーザーにRhinoを終了するよう依頼し、すべてのライセンスが古いLAN Zooに返却されるようにします。
  3. 古いサーバーに 最新のLAN Zooをインストール します。最新バージョンは、ライセンスを削除する時にライセンスサーバーに接続するため、そのライセンスを新しいサーバーに追加できるようになります。
  4. 古いサーバーで Zoo Administrator を起動します。
  5. ライセンスキーを削除します。キーを選択し、赤い X をクリックします。
  6. 新しいサーバーで Zoo Administrator を起動します。
  7. ライセンスキーを追加してバリデーションします。
  8. WindowsレジストリまたはDNSサーバーの既定のZooサーバー名を使用して、Rhinoコンピュータが新しいLAN Zooサーバーを参照するように設定します。 RhinoがLAN Zooサーバーを検出する方法 を参照してください。
  9. 古いサーバーからLAN Zooをアンインストールします。
メモ
  • 1つのライセンスを、同時に2つのLAN Zooサーバーに置くことはできません。
  • 使用中のライセンスは削除できません。ライセンスが使用中でないことが確実なのに、チェックアウトされたままと表示される場合は、 Recover を使用してください。これにより、そのライセンスを使用しているRhinoはすべて強制終了されます。

RhinoがLAN Zooサーバーを検出する方法

Mac版RhinoがLAN Zooサーバーを検出する方法

RhinoがLAN Zooサーバーからライセンスを取得する必要がある際は、サーバー名を次の場所から、次の順序で探します。

  1. ZooClient設定XMLファイル: LAN Zooサーバーのホスト名またはIPアドレスが記述されています。
  2. ドメインネームシステム(DNS)サーバー: デフォルトのLAN Zooサーバー名を問い合わせます。

ZooClient設定ファイルによるLAN Zooの検出

Rhinoはまず、次のいずれかのファイルを探します。

  • Rhino 9: /Users/Shared/McNeel/Rhinoceros/9.0/License Manager/LicensesZooClient.Settings.xml
  • Rhino 8: /Users/Shared/McNeel/Rhinoceros/8.0/License Manager/LicensesZooClient.Settings.xml
  • Rhino 7: /Users/Shared/McNeel/Rhinoceros/7.0/License Manager/LicensesZooClient.Settings.xml
  • Rhino 6: /Users/Shared/McNeel/Rhinoceros/6.0/License Manager/LicensesZooClient.Settings.xml

このファイルにはLAN Zooサーバーのホスト名またはIPアドレスが記述されており、テキストエディタで編集できます。

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<!--Zoo client settings file written by Rhino-->
<ZooClient>
  <Software_McNeel_Rhinoceros_6.0_License_Manager Server="host name or IP address" />
</ZooClient>

DNSによるLAN Zooの検出

LicensesZooClient.Settings.xml ファイルにLAN Zooサーバー名が見つからない場合、RhinoはDNSサーバーに対して、 __mcneel.__zoo5 というエイリアス(CNAME)を問い合わせます。

__mcneel.__zoo5 のエイリアスを、LAN Zooの完全修飾ドメイン名またはIPアドレスに設定してください。例えば、会社のドメインが mcneel.com の場合は、LAN Zooサーバーを指す __mcneel.__zoo5.mcneel.com というDNSエイリアスを追加します。

Windows版RhinoがLAN Zooサーバーを検出する方法

RhinoがLAN Zooサーバーからライセンスを取得する必要がある際は、サーバー名を次の場所から、 次の順序 で探します。:

  1. Windowsのレジストリの HKEY_CURRENT_USER ハイブ
  2. Windowsのレジストリの HKEY_LOCAL_MACHINE ハイブ
  3. ドメインネームシステム(DNS)サーバー: デフォルトのLAN Zooサーバー名を問い合わせます。

以下のレジストリキーはRhino 6で設定されたもので、Rhino 6以降に適用されます。Rhino 5については、 Rhino 5がLAN Zooを検出する方法 を参照してください。

HKEY_CURRENT_USERによるレジストリの検索

Hive:  HKEY_CURRENT_USER
Key:   Software\McNeel\Rhinoceros\6.0\License Manager
Name:  Server
Type:  REG_SZ
Value: <host name or IP address>

HKEY_LOCAL_MACHINEによるレジストリの検索

Hive:  HKEY_LOCAL_MACHINE
Key:   SOFTWARE\Wow6432Node\McNeel\Rhinoceros\6.0\License Manager
Name:  Server
Type:  REG_SZ
Value: <host name or IP address>

Rhinoのデプロイ と、 管理者 として実行したRhinoでのライセンス認証は、どちらもLAN Zooサーバー名をHKEY_LOCAL_MACHINEハイブに書き込みます。

DNSによるLAN Zooの検出

LAN Zooサーバー名がWindowsレジストリに見つからない場合、RhinoはDNSサーバーに対して、 __mcneel.__zoo5 というエイリアス(CNAME)を問い合わせます。

__mcneel.__zoo5 のエイリアスを、LAN Zooの完全修飾ドメイン名またはIPアドレスに設定してください。例えば、会社のドメインが mcneel.com の場合は、LAN Zooサーバーを指す __mcneel.__zoo5.mcneel.com というDNSエイリアスを追加します。

DNSエイリアスレコード

DNSの詳細

  • RhinoがWindowsレジストリでLAN Zooサーバー名を見つけた場合、そのサーバーからのみライセンスの取得を試みます。
  • その名前がDNSのAレコードに解決され、そのレコードが指すコンピュータの電源が切れている場合、Rhinoはライセンスを取得できません。
  • その名前がDNSのCNAMEレコードに解決される場合、DNSは、その時点でLAN Zooを実行しているコンピュータに名前を解決します。これは標準的なDNSの動作であり、後でLAN Zooを移動しやすくなります。
  • Rhinoがレジストリでサーバー名を見つけられない場合は、既定のサーバー名 __mcneel.__zoo5 の解決を試みます。

ネットワーク要件

TCPポート80

LAN Zooは、 TCPポート80 (HTTP)でRhinoと通信します。LAN Zooをホストするコンピュータでは、次のような、TCPポート80を使用する他のソフトウェアを既に実行していてはいけません:

LAN Zooサービスが起動しない場合は、 LAN Zooサービスが起動しない を参照してください。

TCPポート80を開く

LAN ZooのインストーラがWindowsファイアウォールでTCPポート80を開くため、通常は何もする必要はありません。別のファイアウォールを使用している場合、またはインストーラがWindowsファイアウォールのルールを追加できなかった場合にのみ、手動で開いてください。LAN Zooサーバーでは、ポートを 受信と送信の両方の通信 に対して開いておく必要があります。

メモ
ほとんどのファイアウォールは、TCPポート80の送信方向の通信を既定で許可しているため、Rhinoコンピュータでポートを開く必要は通常ありません。

コントロールパネルを使用する

この手順は、Windowsに含まれているWindowsファイアウォール向けです。別のファイアウォールを使用している場合は、そのドキュメントを参照してください。

  1. Windowsのスタートメニューから、 コントロールパネル を開きます。

  2. Windowsファイアウォール を選択します。

  3. 左側の列で、 詳細設定 を選択します。

  4. セキュリティが強化されたWindowsファイアウォールウィンドウの左側の列で、 受信の規則 を選択します。

  5. 右側の列で、 新しい規則 を選択します。

  6. 新規の受信の規則ウィザードで ポート を選択し、 次へ をクリックします。

    メモ: プログラム の規則は作成しないでください。作成するのは ポート の規則です。

  7. TCP と 特定のローカルポート を選択し、 80 と入力して、 次へ をクリックします。

  8. 接続を許可する を選択し、 次へ をクリックします。

  9. 規則を適用する時期を選択し(ポートを開いたままにするには、すべてを選択します)、 次へ をクリックします。

  10. 規則に名前を付け、 完了 をクリックします。

TCPポート80が開きました。

Netshを使用する

Netsh は、Windowsに含まれているコマンドラインユーティリティです。コントロールパネルの代わりに使用して、TCPポート80を開く操作を自動化できます。 管理者として実行 で起動したコマンドプロンプトから、次のコマンドを実行します:

netsh advfirewall firewall add rule name="Zoo TCP Port 80" dir=in action=allow protocol=TCP localport=80
netsh advfirewall firewall add rule name="Zoo TCP Port 80" dir=out action=allow protocol=TCP localport=80

別のポートの割り当て

LAN Zooは、TCPポート80でのみ待ち受けできます。他のTCPポートやUDPポートは使用できません。

IPアドレスのバインド

LAN Zooサーバーに複数のネットワークインターフェースがある場合は、LAN Zooを特定のIPアドレスにバインドして、そのインターフェースでのみ待ち受けるようにできます。 Zoo Administrator で Tools → Options をクリックし、 Bind to IP Address の一覧からアドレスを選択します。

Zooのオプション

RhinoとLAN Zooサーバーの間で送信されるデータ

Rhinoはライセンスを要求する時に、次の情報を送信します。

  • コンピュータ名
  • ユーザー名
  • 要求する製品ライセンスのID

LAN Zooは、応答として、Rhinoに貸し出すライセンスを送信します。

LAN Zooは、どのコンピュータがライセンスを使用中かを記録します。1台のコンピュータの同じログインセッション内で複数のRhinoを起動しても、使用するライセンスは1つだけです。

トラブルシューティング

診断ユーティリティ

Zoo Diagnostics

Zoo Diagnosticsユーティリティは、Rhinoがインストールされているコンピュータ(Windows)で実行します。このユーティリティでは、次のことができます。

  1. ネットワークテストを実行し、Rhinoと LAN Zooサーバー 間の接続に関する問題を調べます。
  2. Rhinoが使用するLAN Zooサーバー名を表示および変更します。この名前はWindowsレジストリに保存されています。

ダウンロード

Zoo Diagnosticsをダウンロード して解凍し、 ZooDiagnostics.exe を実行します。

Zoo Diagnostics

診断

Zoo Diagnosticsでは、次のネットワークテストを実行します:

  1. Ping: Internet Control Message Protocol(ICMP)のエコー要求メッセージを送信して、別のコンピュータへの基本的な接続を確認し、各応答とそのラウンドトリップ時間を表示します。Pingは、接続性、到達可能性、名前解決に関するトラブルシューティングの主要なツールです。

    メモ: Windowsファイアウォールは、既定でpingの要求をブロックします。許可するには、 コントロールパネル → Windowsファイアウォール → 詳細設定 → 受信の規則 に移動し、アクティブなプロファイルで ファイルとプリンターの共有(エコー要求 - ICMPv4 受信) を有効にします。

  2. Nslookup: ドメインネームシステム(DNS)サーバーが名前をどのように解決するかを表示し、DNSの問題の診断に役立てます。

  3. Trace Route: パケットがLAN Zooサーバーに到達するまでの経路を、ルーター(ホップ)1台ずつ表示します。

  4. Zoo Port Check: LAN Zooサービスが、TCPポート80で待ち受けているかを確認します。

    このテストが失敗した場合は、 Zoo Administrator またはコントロールパネルのサービスアプリで、LAN Zooサービスが実行されていることを確認してください。また、LAN Zooサーバーのファイアウォールで、受信と送信の両方に対して TCPポート80が開いている ことも確認してください。

  5. Zoo Connectivity: LAN Zooサービスが要求に応答するかを確認します。

    このテストだけが失敗し、他のテストがすべて成功した場合は、 Zoo Administrator またはコントロールパネルのサービスアプリで、LAN Zooサービスが実行されていることを確認してください。また、LAN Zooサーバーのファイアウォールで、受信と送信の両方に対して TCPポート80が開いていること も確認してください。

    このテストは、コンピュータがインターネットへのアクセスに プロキシサーバー を使用している場合にも失敗することがあります。テストがLAN Zooサーバーに到達しないためです。プロキシの設定でローカルアドレスがバイパスされるようにしてください。 LAN Zooをプロキシサーバーと併用する を参照してください。

  6. Set Your Zoo Server Name: LAN Zooサーバーの名前またはIPアドレスを入力し、ボタンをクリックしてレジストリに保存します。(スクリーンショットの名前は当社のものです。ご自身のものを使用してください。)この名前は、 HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\WOW6432Node\McNeel\Rhinoceros\x\License Manager に書き込まれます。 x はRhinoのバージョンです。
    Zooサーバーの名前を設定

Macでは、 ターミナル アプリを使用して、RhinoとLAN Zooサーバーの間の接続に関する問題を調べるネットワークテストを実行します。

診断

ターミナルで次のテストを実行します。 zoo.mcneel.com は、お使いのLAN Zooサーバーの名前に置き換えてください:

  1. ping: Internet Control Message Protocol(ICMP)のエコー要求メッセージを送信して、別のコンピュータへの基本的な接続を確認し、各応答とそのラウンドトリップ時間を表示します。

ping zoo.mcneel.com

成功した場合の応答は、次のようになります:

> ping zoo.mcneel.com
PING zoo.mcneel.com (192.168.0.100): 56 data bytes
64 bytes from 10.22.0.15: icmp_seq=0 ttl=127 time=9.981 ms
64 bytes from 10.22.0.15: icmp_seq=1 ttl=127 time=8.630 ms
64 bytes from 10.22.0.15: icmp_seq=2 ttl=127 time=9.774 ms

失敗した場合の応答は、次のようになります:

> ping zoo.mcneel.com
PING zoo.mcneel.com (192.168.0.100): 56 data bytes
Request timeout for icmp_seq 0
Request timeout for icmp_seq 1
Request timeout for icmp_seq 2
Request timeout for icmp_seq 3

Ctrl+C を押すと、 ping コマンドを中止できます。

  1. nslookup: ドメインネームシステム(DNS)サーバーが名前をどのように解決するかを表示し、DNSの問題の診断に役立てます。

nslookup zoo.mcneel.com

成功した場合の応答は、次のようになります:

> nslookup zoo.mcneel.com
Server: 192.168.0.1
Address: 192.168.0.1#53

Non-authoritative answer:
Name: zoo.mcneel.com
Address: 192.168.0.100

失敗した場合の応答は、次のようになります:

> nslookup zoo.mcneel.com
** server can't find zoo.mcneel.com: NXDOMAIN
  1. traceroute: パケットがLAN Zooサーバーに到達するまでの経路を、ルーター(ホップ)1台ずつ表示します。

traceroute zoo.mcneel.com

成功した場合の応答は、次のようになります:

> traceroute zoo.mcneel.com
traceroute to zoo.mcneel.com (192.168.0.100), 64 hops max, 52 byte packets
 1  192.168.0.100 (192.168.0.100)  9.391 ms  6.558 ms  8.538 ms

失敗した場合の応答は、次のようになります:

> traceroute zoo.mcneel.com
traceroute to zoo.mcneel.com (192.168.0.100), 64 hops max, 52 byte packets
1.  * * *
  1. nc (ポートスキャン): TCPポートが開いているかを確認します。LAN Zooの場合は、TCPポート80を確認します。

nc -z -v zoo.mcneel.com 80

成功した場合の応答は、次のようになります:

> nc -z -v zoo.mcneel.com 80
Connection to zoo.mcneel.com port 80 [tcp/http] succeeded!

テストが失敗した場合、 nc は応答を返さず、終了しません。 Ctrl+C を押して中止してください。

このテストが失敗した場合は、 Zoo Administrator またはコントロールパネルのサービスアプリで、LAN Zooサービスがサーバーで実行されていることを確認してください。また、LAN Zooサーバーのファイアウォールで、受信と送信の両方に対して TCPポート80が開いていること も確認してください。

LAN Zooサービスが起動しない

サーバーを再起動しても、LAN Zooサービスが起動しない場合、Windowsのイベントログ (コントロールパネル → 管理ツール → イベントビューアー) に、次のエラーが表示されます。

The Zoo service on the Local Computer started and then stopped.
Some services stop automatically if they are not in use by another
service or program.

エラーの詳細には、次のように報告されます:

Address already in use by another process.
Run 'netstat -o -n -a' from a command line to find the conflicting
process ID, then look in Task Manager to find the name of that process.

別のアプリケーションが既にTCPポート80を使用しています。1つのポートで同時に待ち受けできるアプリケーションは1つだけのため、LAN Zooはそのポートにバインドできません。該当のアプリケーションを調べるには、次の手順に従います:

  1. コマンドプロンプトで netstat -o -n -a を実行し、ポート80を使用しているプロセスのPIDを確認します。
  2. タスクマネージャーで、そのPIDのプロセスを探します。

競合を解消するには、次のいずれかを行います:

  • LAN Zooを、Webサービスを実行していないコンピュータに移します。例えば、プリントサーバー、常時電源を入れているワークステーション、別の仮想サーバーなどです。
  • もう一方のアプリケーションが別のポートを使用するように設定します。ApacheとIISは、どちらも別のポートで実行できます。

MacのVMware FusionでLAN Zooを実行する

LAN Zooを、MacのVMware Fusion上のWindows仮想マシンで実行している場合、Rhinoに “An unknown exception has occurred. Please contact your system administrator for assistance.” と表示されることがあります。LAN ZooはWebサーバーと同様にTCPポート80を使用するため、仮想マシンには追加のネットワーク設定が必要です。

  • Macでいかなるwebサービスも実行しておらず、仮想マシンが1台だけの場合は、仮想マシンのネットワークアダプタを ブリッジ モードに設定します。これが最も簡単な方法です。
  • ネットワークアダプタで NAT を使用する必要がある場合は、TCPポート80を仮想マシンに転送するように、VMware Fusionを設定します。

RhinoとVDI

サポート対象のプラットフォームの一覧、ライセンスに関する注意事項、サポート対応については、 RhinoはVDIに対応しますか? を参照してください。

LAN Zooをプロキシサーバーと使用する

多くの組織では、ユーザーを保護し、必要なパブリックIPアドレスの数を減らすために、ユーザーとインターネットの間に位置するプロキシサーバーを使用しています。プロキシは、インターネットへのすべての要求を受け取って処理し、その結果を返します。

プロキシサーバーのバイパス

Rhinoは、LAN Zooサーバーなどのローカルリソースに、プロキシを経由せず直接アクセスする必要があります。Windowsでローカルアドレスに対するプロキシをバイパスするには、次の手順に従います。

  1. スタート をクリックし、 コントロールパネル をクリックします。
  2. ネットワークとインターネット をクリックし、 インターネットオプション をクリックします。
  3. 接続 タブをクリックします。
  4. LANの設定 をクリックします。
  5. ローカルアドレスにはプロキシサーバーを使用しない を選択します。
  6. OK をクリックします。

ローカルアドレスにはプロキシサーバーを使用しないの設定