図面作成 - 版Rhino 6での新規搭載内容
概要
モデリングはデザインプロセスの単なる一部であり、デザインがどのようにして作成されるのかを見せることも必要です。私共は注釈スタイルのインターフェイスの全面的な改良、よりよいDWGのサポート、そしてRichTextに渡って図面作成のワークフローの多くの部分の改良を行いました。その結果、デザインの何であるかそしてどのようにできるのかをより正確にはっきりと伝えることができるようになりました。
寸法 & 注釈
モデルビューおよびレイアウトで画面がより高速に、よりはっきりと表示されるようになりました。
注釈スタイル
注釈スタイルを用いると、寸法、引出線、テキストの表示方法をコントロールすることができます。それぞれの注釈オブジェクトに割り当てられた寸法スタイルのプロパティを変更することで、図面がどのように見えるかを更新することができます。
リッチテキスト
リッチテキストで1つのテキストのブロックに複数のフォント、太字、斜体、下線を設定することができます。

フィールド
<フィールド>のサポートにより、ドキュメントからデータまたはテキストと注釈のオブジェクトを表示できます。
許容差
許容差のオプション:対称、上下、許容限界

きめの細かいコントロール
オブジェクト毎に注釈スタイルをオーバーライドできるようになりました。
注釈アイテムに0省略設定が追加されました。
テキストの向き
後ろから見た時に読み手にテキストを向ける機能が追加されました。

分数の分母と分子を上下に分けて表示
すべての注釈で分数を分母と分子を上下に分けて表示できるようになりました。

編集
テキストや注釈をダブルクリックして編集できるようになりました。
テキスト
- エディタに行の折り返しコントロールが追加されました。
- 作成中回転角度が設定できます。
- モデル空間およびレイアウト空間のテキストに異なるスケーリングが行えます。
- TextとTextObjectコマンドのワークフローが同じになりました。
- すべてのテキスト編集ボックスに記号(度、半径、直径、±)、分数の表示形式、そしてテキストフィールドが使えるようになりました。
- 大文字、小文字編集: 大文字、小文字の変更や漢字の変更などのオプション
寸法
- 寸法がヒストリがデフォルトでオンになりました。寸法のあるオブジェクトを変更すると、寸法が更新されます。
- 直列寸法
- 並列寸法
- 角度寸法の矢印の配置: 矢印の配置を中、外、または自動から選択できます。
- 角度寸法のテキストの配置: テキストの配置を中、外、または自動から選択できます。
ドット
- フォントと高さ設定
- 二次テキスト: ドット自体には表示されない情報ですが、必要な場合に設定できます。
引出線
引出線の構造に直線や曲線、テキストの位置などより多くのコントロールを追加しました。

ハッチング
ハッチングの境界がブロック内から選択できるようになりました。
中心マーク
円や円弧の中心を表す中心マークを配置できるようになりました。

ピクチャー
Pictureコマンドにより、ビットマップを容易に扱えるようになりました。
レイヤ
- 現在の詳細設定でのみでの新しいレイヤのオン機能
- 詳細の表示状態をリンクされたブロックで記憶します。
- 一般のレイヤ表示設定がビューポートごとのレイヤ表示に影響します。
ファイルI/O
- DWG: 新しい注釈スタイルの設定により、より多くのDWGファイルを書式を失うことなくRhinoとやり取りができます。
- DWG: 単純化のチェックマークを外すことで、線分や円弧を単純化してエクスポートできます。
- DWG: AutoCAD 2015のファイルを開く機能を追加しました。
- 複数のページのPDFの印刷
- PDFに保存するためのAPI
- SVGエクスポーターで、Scalable Vector Graphicsファイルを保存できるようになりました。下のイメージはRhinoからSVGにエクスポートされたものです:
Make2D
Make2Dを完全に書き直し、より高速できれいな、よりカスタマイズのできる結果を得られるようにしました。

ViewCaptureToClipboard/File
ViewCaptureToFileおよびViewCaptureToClipboardでダイアログが表示されるようになりました。
ブロック
ブロックの置き換えのロジックを再設計し、結果をより予想可能にし、より名前の競合を避けることができるようになりました。
その他
そして数多くのバグ修正を行いました。