パフォーマンス
コンポーネント内の反復処理は、マルチスレッドにより、利用可能なコアで並列に実行されます。ソルバーはオブジェクトごとの進捗を表示し、必要に応じて計算の途中でキャンセルできます。
ループ
ループ機能は、Grasshopper 2に標準で組み込まれています。どのクラスターも、指定した回数、または条件が満たされるまで、自身の結果を入力に戻すことができます。これにより、プラグインなしで、成長パターン、緩和(リラクゼーション)、再帰的な細分化、段階的なシミュレーションが可能になります。
メタデータ
メタデータを使うと、階、ゾーン、マテリアル、レイヤ名といった情報を値を持たせたまま、定義全体で受け渡せます。情報用に別のワイヤを並べる必要はありません。表示ルールでメタデータを元にプレビューのスタイルを変えられるほか、ベイク時には、Rhinoのレイヤ、名前、色にそのまま反映できます。
グローバル
Shoutはデータに名前を付けてドキュメントに送り出し、Listenはキャンバス上のどこにあっても、ワイヤでつなぐことなくそのデータを受け取れます。Listenの参照先を、別のGrasshopperファイル、Rhinoモデル、テキストファイルに切り替えれば、1つの大きな定義を、リンクを保ったままいくつもの小さな定義に分けられます。
数学: 更に充実
数学は、コンピュテーショナルワークフローの基盤です。Grasshopper 2には、統計、関数、演算子、乱数、三角関数、複素数のためのコンポーネントに加え、40種類を超えるフィールド用コンポーネントが搭載されています。
スクリプト作成
C#、Python 3、IronPython 2のスクリプトコンポーネントは、Grasshopper 1の対応するコンポーネントとほぼ同じように動作し、同じスクリプトエディタ、デバッガ、NuGet、PyPI、Yakのパッケージを利用できます。Scriptモードでは、入力と出力が単なる変数になる、ステートメントを並べただけの形式で記述できます。SDKモードに切り替えると、スクリプトがクラスになり、計算の前後にコードを実行したり、独自のプレビューを描画したり、コンポーネントパネルにオプションを追加したりできます。どちらのモードでも、スクリプトは反復処理を複数のスレッドに分散でき、すべての値に付随するメタデータを読み取れます。
インタラクティブなドキュメント
ヘルプの画像は、キャンバスのレンダラで描画された、実際の定義です。コンポーネントをクリックするとそのページが開き、定義全体をキャンバスにドラッグして取り込むこともできます。
GH1: ドラッグアンドドロップ
GH2のキャンバスにドロップしたGrasshopper 1のコンポーネントは、互換ラッパーを介して動作します。計算はGH1が行い、その結果をGH2が受け取ります。
性格の異なる2つのGrasshopper
Rhino 9には、Grasshopper 1とGrasshopper 2が平行して搭載されています。Grasshopper 1は成熟していて、豊富なプラグインのエコシステムと長年にわたって蓄積された定義があり、現在も開発が続けられています。Rhino 9では、マテリアル、クリッピングセクション、ハッチング、ビューポートウィジェット用のGrasshopper 1コンポーネントが追加されました。Grasshopper 2は新しく、プラグインは少ないものの、メタデータ、ループ、グローバル、フィールドを中核に組み込んでいます。Grasshopper 1のファイルはGrasshopper 2で開くことができ、Grasshopper 1のコンポーネントもGrasshopper 2内で動作しますが、すべてのプラグインが利用できるとは限りません。
リソース
Grasshopper 2のドキュメンテーション
Access Grasshopper 2's online documentation. It includes a glossary of terms, in-depth topics and component specifications for Grasshopper 2.


